指定暴力団山口組が全国約100人の直系組長らに、総本部(神戸市)に出入りする際に提示する「組員証」を配布していることが、 兵庫県警の調べでわかった。
県警などによると、組員証は今月上旬、直系組長が参加して月1回総本部で開かれる「定例会」で配られた。 パスポートほどの大きさで顔写真入り。総本部の玄関で、警戒にあたる組員に提示して入ることになっているという。
こうした動きについて、県警は、福岡県を拠点とする道仁会の内部抗争が背景にあるとみている。 道仁会では5月の会長交代に伴って組織が分裂、同会を離脱した団体が山口組に接近するなど両組織の関係が緊張しているとの情報もある。 このため、県警は、総本部が抗争に巻き込まれることを警戒した山口組が、不審者チェックを厳重にしようと、組員証を作成したとみている。 【詳細】