山形県庄内町のJR羽越線で起きた脱線・転覆事故は、現場付近の強風が原因となったとの見方が強まっているが、時速100キロで走行している列車が転覆するのは、
秒速35メートル以上の横風を受けた場合とする研究結果を、鉄道総合技術研究所(JR総研、東京都国分寺市)がまとめていたことがわかった。

今回の事故現場付近では約20メートルの風速しか観測されていないが、 専門家は「30メートル以下の風による転覆は考えにくい」と指摘しており、国土交通省と同省航空・鉄道事故調査委員会も、 JR東日本の気象観測体制に不備がなかったかどうか調査を進める方針だ。
JR総研は2001年、直線の土手を走行する列車が強風を受けた際の影響を「風洞実験」で再現し、 風上側の車輪にかかる重量(輪重)がゼロになる「転覆限界風速」を調べた。 【詳細】